去年はツリーハウス作り

てる

2009年01月28日 01:30

去年(2008年)の春から約1ヶ月に1回ペースで、子ども達とツリーハウス作りに興じてました。稚内市内の子ども達を対象とした体験活動グループのお手伝いしているのです。

しかし活動場所は市街地から遠く離れた農村地域(沼川地区)。子どもが少なくなった地域でも子ども達が自由に遊べる場を作りたい、子ども達を社会の主人公にしたい、と理念を掲げて活動しています。しかも、地元に住むいわゆる普通の方がやっているのです!

その心意気に感心し、私の専門分野である自然体験活動の部分を主にお手伝いしています。

集まって来る子ども達は、市内中心部の子もいれば農村地域の子もいて、学年も小学生から中学生とバラバラ。このごちゃ混ぜ的なところが良い感じです。

そして、まずは活動拠点を作りたい!そこにまずツリーハウス

を建てたい!と今年度の活動を開始しました。土地は団体の方が代々所有していた土地で、そこを子ども達が自由に遊べる場所にすることを当面の目標にしています。

で、春からツリーハウス作りを開始しました!
と言ってもかなりの時間(2,30年)放置されていた土地なので、一面笹原の世界・・・ まずはこの笹を退治するところから始めました。(ここは機械の力を頼りました)

そして、ほぼ月一ペースで作り続けたのですが、集まった日に一日中ずっと作っていた訳ではなく、他の遊びもしていたり、いろいろな事情から作業は遅れ続け、結局雪が降る直前にようやく完成したのでした!(その晩は嬉しくてそこで寝ました)

参加した子ども達は男女関係なく、ほとんどがノコギリやカナヅチを握ることが初めて。それが、何回かの作業を終える頃には随分上達するのです。ですから、何度も参加した子は、かなりの大工腕前になっていました。

終盤は、屋根(木の上だからかなり高い)に上がって屋根板の釘打ちを軽々とやっていた子もいたほど。子ども達の上達の早さには驚かされます。

そう考えると、子ども達にはいろんなことをやらせた方が良いのだ・・・と感じます。これは大工の腕前の話でなく、そういう作業をすることでいろいろなことが学べるのだと思います。

釘を打つ時、ノコギリを引く時の力の入れ加減や手の使い方、高い所に登ったときのバランス感覚、スコップを使うときの体の使い方・・・などなど。

ゲームで指先だけを器用に動かしている時より、遙かに多くのことを体験できていると思います。


この他にも、畑を作っていろいろな野菜を作ったり、倒木を切って薪にして焚き火をしたり、近くの川で魚捕りをしたり、様々な活動もしてきました。

今年(2009年)は、もう一棟ツリーハウスを建てようとか、トイレや水が必要とか、イングリッシュガーデン風な畑にしようとか、焚き火好きが多いから薪小屋を建てようとか、いろいろなアイデアが出ているようです。今から楽しみです!



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